金属加工方法

金属加工方法

technology

  1. HOME
  2. 金属加工方法
  3. レーザー加工

レーザー加工

加工内容

レーザー加工は、レンズによってレーザー光を集光し、高密度のエネルギーを一点に照射してワークの一部を融解させて切断や穴あけをする金属加工の1つです。レーザー光は極めて狭い範囲へのみ照射されるので、ワークへの熱の影響が少なく、熱による変形を抑制することができます。

また、非接触の加工であるため、ワークへの応力がかからず、残留応力による変形を最小限に抑えることができます。これらの特徴から、熱や応力による変形が発生しやすい薄板の精密加工で用いられることが多いです。切削加工と同様に1個から加工することができ、薄い材料の多品種小ロット向きの加工方法です。

複雑な形状の切断も容易に行うことができ、切断面が綺麗に仕上がるため、銘板などの加工に用いられます。レーザー光の焦点から遠ざかる箇所がある厚い材料の加工には不向きです。

加工サイズ

加工は20×3,048×1,524 mmまで可能です。対応可能な板厚は素材にもよりますが、金属で5mm程度の厚みまでは±0.1mmの精度にて切断可能です。厚みが20mmになると±0.2~0.4の精度まで落ちます。板厚は薄いほど精度が上がり、高速切断ができます。

対応できる素材

レーザー加工が可能な代表的な素材は鉄、ステンレス、アルミニウム、銅、真鍮です。アルミニウムや銅はレーザーの反射率が高いため、レーザー光を弾いてしまうことによって材料に熱が伝わらず、加工機によっては故障にもつながる恐れもありましたが、ファイバーによる加工機が開発され、これらの素材も問題なく加工できるようになりました。

加工できる素材は金属だけでなく、プラスチック、木材、ガラス、セラミックなども切断可能です。また、切断だけでなくレーザー光で溶接や彫刻、文字入れの加工ができます。

レーザー加工の種類

CO2レーザー

炭酸ガスを媒質にしたレーザー光で加工します。金属の他にプラスチックや木材、セラミックなどさまざまな素材の加工を行うことができます。アルミニウムや銅などのレーザーの光を反射しやすい材質に対しては加工がしにくいという難点があります。

ファイバーレーザー

CO2レーザーでは加工が難しい材質・メッキ処理された材質にも対応可能な加工方法です。光ファイバーを媒質にしています。ガスを必要とせずエネルギー効率も良いため、少ない電力で加工することができます。CO2レーザーよりも高精度な加工が可能です。

加工方法例

銘板

銘板

対応する素材

その他 素材

納品実績

その他 納品実績

関連コンテンツ

お見積り・お問い合わせ

無料お見積り2時間以内に返答対応
メールでのご連絡は
info@metal-speed.com まで

お問い合わせはこちら
お問い合わせ
2時間以内に回答 無料見積もり相談 大学・研究機関の方 提供できる価値 Added Value 提供できる価値