金属加工・金属切削加工

水平、垂直な加工に必須な定盤

2018.12.25

●定盤の用途

定盤とは、平面の基準となる水平な台のことです。「じょうばん」と読み、「定磐」と書くこともあります。
ケガキや測定、加工の際の台にも使用します。
湯本電機では、樹脂の曲げ加工や接着加工を行う際にもこの台の上で作業を行っています。
検査時に、加工品の反りや歪みも、定盤の上で確認することができます。

●定盤の素材

鋳鉄、天然石、セラミックス、さらにはガラス性のものまであります。
それぞれの素材によって特徴が違うので、その特徴を理解した上で用途に合わせたものを選ぶことが大切です。
・鋳鉄製定盤
鋳鉄とは、融点が低く流動性が良い、また、展延性が悪いという特徴から、文字通り鋳物に適した材質であります。
鋳鉄産業は伝統的な産業であったため、鋳鉄製のものは多く作られています、主にねずみ鋳鉄が材料となっています。この素材の内部応力(または残留応力)を十分に緩和し、台の表面を精密に仕上げたもののことを定盤といいます。
均質で、振動吸収性が良いのが特徴です。マグネット製の治具が使用できることも魅力の一つです。
 (残留応力については金属の反り・歪みの種類と原因の記事参照
欠点としては、大きなものを落とすと凹んでしまったり、落とした部分にカエリが出てしまうことで、基準面として使用できなくなることです。
定期的に手入れをしないと錆びることもあります。
上記の事から、最も経年変化の大きい素材でもあります。
欠点はありますが、サイズや形が豊富で扱いやすいことから、使用しやすい材質だと言えます。

・石定盤
表面が硬くて精密です。硬さは鋳鉄の2倍以上あります。
酸に対して耐性もあり、鋳鉄と比較して耐食性に優れています。
また、鋳鉄製で心配なサビや経年変化もほとんどありません。
リンギングも起こらないので、摺動させることが多い作業も安心して行うことができます。
傷がついた場合にもカエリが出ることもありません。周囲が盛り上がることもないので、平面度の狂いがなく長期間の使用が可能です。
メンテナンスが比較的簡単で使用しやすい素材です。
他にも、熱伝導率が低く環境変化に強いことから平面精度が安定していることなど長所の多い素材です。

・セラミック定盤
石製のものと同様に、表面が硬く緻密なため、頻繁な摺動を伴う作業でも安心して使用できます。サビやクズが出ません。
そのためクリーンルームの中での使用も可能です。
特殊な処理で、石定盤にも劣らない性質を持っているので、石定盤にも取って代わる素材になり得ます。

石製とセラミック製に共通する欠点としては、重たいものを落とすと割れてしまうことです。
カエリは出ませんが表面に凹みができたり、割れてしまうこともあります。また、角であれば欠けが生じる可能性があります。

・ガラス定盤
ガラス製の平面度はかなり高いので、定盤として代用することが可能です。
高い平面度の他に、熱に強くて変形しにくいところも特徴です。
他の素材と比較して安価で手に入れることができるのも魅力的です。

弊社では一番はじめに紹介した鋳鉄製の定盤を使用しています。
ベテランの加工者が定期的にサビ取りなどのメンテナンスを行いながら、丁寧に使用しています。

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