金属加工・金属切削加工

ローレット加工の種類と加工適正

2019.04.04

●ローレット加工とは

ローレット加工(ナーリング加工)は滑り止めやまわり止めとして凹凸をつける加工です。
棒、ネジの頭、ノブ、ハンドル等の円筒状の物に主に加工され、手や指が使用中に滑らない様に滑り止めを目的として、旋盤で回転させているワークにローレット工具を押し付けることで等間隔の溝を作り、表面に凹凸をつけています。
まわり止めや剥落防止を目的として、圧入する部品の接合部分にローレット加工を施し、摩擦や食い付きによる作用を利用することもあります。
ローレット加工(ナーリング加工)では主に平目、アヤ目という2種類の模様が用いられていますが、他にも斜目、四角目などの特殊な形状もあります。
ローレットの加工方法は切削式と転造式の二種類に大別されています。


●ローレット加工の方法

ローレットの加工方法は削り加工による切削式と押し付けた圧力で塑性加工する転造式の二種類に大別されていて、切削式は外観、精度の面で高品質に、転造式は安く早くというイメージがありますが、それぞれメリットデメリットを持っているので使用条件や要望に合わせた選択が必要です。
切削式ローレット加工の特徴 転造式ローレット加工の特徴
転造式に比べて機械への負荷が少ない 条件や機械によっては過負荷状態になる
被削材に段差がある場合、段差際まで加工できない 被削材に段差があっても、段差際まで加工できる
被削材中間部からの加工ができない 切削式に比べて短時間で加工できる
素材径より小さくなる 素材径より山を高くできる
細長材・中空材に加工可能 部品点数が少なく、工具が安価

●ローレットの種類

真っ直ぐな線状の目が出来る平目加工と、ひし形の目が出来るアヤ目加工に大別されています。
平目加工は円周上、円周方向に垂直な縦溝を掘ることで円周方向の滑り止め、まわり止めとして用いられています。
アヤ目加工は円周上にひし形の溝を掘ることで、円周方向、軸方向両方に対して滑り止め、まわり止めの効果を発揮できます。
平目、アヤ目どちらもピッチ、溝形状などは使用条件に合わせて変更する事が可能です。
精密な山高さ、山数、山角度や頂点、谷底にR指定がされている場合はスプライン加工等に加工方法が変わります。


●ローレット加工に適した素材

加工に適した素材も切削式と転造式で異なる場合があります。
●切削式ローレット加工に適した素材
アルミ、チタン、鉄、ステンレス
●転造式ローレット加工に適した素材
樹脂、銅、真鍮、鉄、鋳鉄


●ローレット加工の用途

平目は円周方向に、アヤ目は円周方向、軸方向両方に効果を得られるという違いや、使用条件、外観等から施される模様、ピッチや山間隔などは変わってきますが、棒、ネジの頭、ノブ、ハンドルなど主に滑り止めとして工業用品はもちろん、キャップや家電、時計のパーツなどの普段よく見る物にも使用されており、幅広く使われるメジャーな加工です。

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