金属加工・金属切削加工

無電解ニッケルメッキの特徴と用途

2019.02.05

●無電解ニッケルメッキとは

電解と無電解に分類されるメッキは通電による電子の析出か還元剤による化学作用の析出かで区別され、処理時間・価格・均一性等に違いがあります。
無電解ニッケルメッキは、後者の無電解に分類されており、還元剤を溶解させて素材表面にニッケルを析出させる表面処理方法でカニゼンメッキとも呼ばれています。

●無電解ニッケルメッキに適した素材

前述した電解メッキが通電性のある物にしか処理出来ないのに対し、無電解ニッケルメッキは電子を利用せずに化学作用のみを利用して素材表面にニッケルを析出している為、鉄やアルミ等はもちろんのこと、通電性のない樹脂等にも表面処理を施すことが可能です。
素材の特質に左右されない事から工業的に幅広く利用されているメッキです。

●無電解ニッケルメッキの精度

電解メッキにおけるデメリットの一つとしてメッキ厚が均一にならない為、表面処理後の精度を保ちにくいことが挙げられます。
電解メッキでは極板から隠れる場所にはメッキが乗らなかったり、エッジ部分には厚くメッキが乗ってしまったりします。
無電解ニッケルメッキでは極板を使用せず処理している為、位置関係により析出しないという心配はなく、電流による影響も無いため、複雑な形状であっても全体のメッキ厚を均一に処理することが出来ます。
また、μm単位でメッキ厚を制御できるため、メッキ前に調整することで仕上がり後の寸法精度要求を制御することが容易です。

●無電解ニッケルメッキの特性

無電解ニッケルメッキは、リンの含有率により高リン、中リン、低リンというタイプに分類されていますが、リンの含有量により得られる特性も異なってきます。
リンの含有量が多いと非晶質になり、ピンホールが少なくなる為、耐食性が向上し、耐酸性、温度による非磁性の影響が出にくい等の特性が得られます。
含有量が少なくなると特殊素材への密着性や耐アルカリ性の向上等の特性を得られます。
中リンは諸物性のバランスから汎用性が高く用途が広いため最も一般的に採用されているものとなります。
また表面処理後に熱処理を施す事でおよそ500HVから1000HV程度に硬度を向上させる事が可能なため、耐摩耗性を向上させることもできます。

●無電解ニッケルメッキの特性

無電解ニッケルメッキはフッ素樹脂やセラミック粒子、窒化ホウ素などを添加した複合メッキとすることで更に摺動性、撥水性、剥離性、耐摩耗性等の特性を付与することも可能な点や通電性に左右されない点、精度を高く保てる点から工業用製品を始めとし、ハードディスクの下地、抵抗体、電子部品、バルブ等、幅広く利用されています。
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